早朝、気分転換がてらにあたりを散策していると、ふと目に止まった自然のなせる芸術。その花の色形には凝然と目を凝らしてしまう何かを感じる。
聞けばヒゴタイという阿蘇の
希少植物らしく、二年に一度しか花を咲かせないため、近年乱獲の影響できれいな花を見ることは少なくなったとか。この美しい色を出すには十分な日光が必要になる。この完璧な球形も自然界ならではの為せる技。
黄金比、フィボナッチ数列、フラクタルなどと同じヒトと自然をつなぐ神聖幾何学模様を見出す分析的思考の人もいるが、ただただそこにきれいな花を咲かせている。それを見て心安らぐ、それで充分ではないか。